素敵に言葉との出会い(7)『量から質に・・・』
今回ご紹介する言葉は『未来を予見する「5つの法則」』田坂広志さんの本にある
弁証法の第三の法則、「量から質への転換」による発展の法則です。
「量」が、一定の水準を超えると、「質」が、劇的に変化する。
田坂さんは膨大な量の通信やデータが一定量を超えて、
情報革命につながった事例の説明をされておりました。
世の中の現象も、一定水準の前後で大きな違いがあるということは
実感されていると思います。
これは人間の成長にも言えるのではないでしょうか?
『頑張っている時間があるとき質に転化する。しかし、その転換点は分からない。
まるで、バケツに水を垂らしていて、それが一定量を超えた時、溢れるのに似ている。』
今、頑張っていることの先が見えないということは多いと思います。
しかし、先を信じて投資した時間は必ず、何らかの形で自分に変化をもたらします。
残念なのは、それがいつか分からない点です。
今やっている先が見えない、どこまでやったらいいか分からないという不安は当然のこと。
ゆっくり考え、休みながらでも、少しずつ貯めていき、必ず臨界点を迎えると信じること。
その先に、大きな変化があるんだと思います。